ニセコ町の有島記念館を訪ねてみよう!

有島記念館

大正時代を代表する作家・有島武郎ゆかりの地であるニセコ。羊蹄山とニセコの山々を見渡す場所に「有島記念館」は佇んでいます。

有島記念館とはこんなところ

有島記念館
白樺派を代表する作家である有島武郎は、大正期に農場解放という破天荒なことをなしとげた。彼の理想は、解放後の共生農団に引きつがれ、戦後の農地改革での解団に際しても、彼らは故農場主の理想を後生に伝えるべく、「有島記念館」をつくったが、現在の記念館はそれより数えて三代目、ニセコ町の手によるものである。

展示は「農場解放と文学」「農場解放と共生農団」「有島武郎の文学」「有島兄弟と周辺の人々」と4つのテーマに分かれており、有島文学とその人となりに触れることができます。

定休日

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月曜(5月1日~10月15日は無休)
営業時間

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9:00~17:00
住所

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北海道虻田郡ニセコ町字有島57番地
電話番号

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0136-44-3245

大きな足跡を残した白樺派作家!有島武郎

有島武郎
1903年渡米、ハーバード大学で歴史・経済学を学びました。ハーバード大学は1年足らずで退学してしまいます。帰国後、志賀直哉や武者小路実篤らとともに同人「白樺」に参加し、1923年に軽井沢の別荘で波多野秋子と心中しました。

「カインの末裔」「生まれ出づる悩み」「或る女」などにより、リアリズムの虚構を極めた作家として、大きな足跡を残した有島武郎。

有島記念館の建つニセコの地は、有島の出世作「カインの末裔」の舞台ともなった所です。

また、父から引き継いだ広大なニセコの農場を、土地共有という形で小作人に無償で解放し、当時の社会に大きな反響を呼びました。1923年、人妻である波多野秋子と知り合い軽井沢の別荘で縊死心中を遂げこの世を去りました。

有島アートギャラリーでは特別展を随時開催!

有島記念館
有島記念館の周りは公園として整備され、風景を楽しみながら散歩もできます。有島作品を知る人はもちろん、そうではない人も、ニセコの自然のなかで有島武郎の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

ニセコの地で画期的な農場解放を実践した有島武郎に謝恩の意味を込め、館内には有島武郎の生涯と数々の作品、手紙・写真・絵画など展示されています。

みずから所有する広大な有島農場を解放した経緯が、パネルや書簡で紹介され、直筆の「相互扶助」の額からは、彼の思想や理念がうかがえます。

館内の有島アートギャラリーでは特別展を随時開催。羊蹄山をバックに雄大な風景が一望できる展望塔や美しく整備された前庭もあり、散策に最適です。

有島記念会館として開館しました!

狩太共生農団
、有島の理想を受け継いで有島農団の事務所の一部を有島記念館として残し、数回の再建、新築を経て現在に至っています。かつて有島農場があった一帯には、記念館のほか、農場解放記念碑や狩太共生農団解放記念碑など、有島と農場解放の事績を伝える史跡が数多く残されています。

有島武郎による農場解放の後、設立された狩太共生農団では、団員の合議制により、相互扶助の思想のもと経営されてきましたが、戦後の農地改革で解団されるにあたり、故農場主有島武郎の遺徳を偲び、その思想を後世に伝えるべく、有島謝恩会を結成して農場事務所の一部を有島記念館とし、その維持管理に当たりました。

この記念館は不幸にも焼失しましたが、有島謝恩会が中心となり、昭和38年、有島記念会館として開館しました。

その後、建物の老朽化、農業を巡る状況の悪化等々の事情から、有島武郎生誕100年に当たる昭和53年、ニセコ町により、現在の有島記念館が建設され、謝恩会から引き継いだ資料をもとに展示、開館されました。

農民が創設し、ニセコ町の町民が継承したこの記念館によって、有島武郎の明澄な思想、文字の一端に触れていただければ幸せです。

開館

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午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日

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毎週月曜日及び年末年始(月曜日が、祝祭日及びその振替休日の時はその翌日)
入館料

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大人:500円、中学生:100円、小学生以下:無料(団体20名以上1人:400円)※ニセコ町民は無料です。